プログラミングで夏休みの自由研究〜時計編〜

”Scratchで時計を作ろう”

 

パーツ作り

①まず、左上のプロジェクトの名前を『時計』として、時計に必要なパーツを作る。

円ツールと、直線ツールのみを利用して描きました。
円と直線はshiftを押しながら描くとそれぞれ正円、垂直&水平な直線が描けました。

スクリプトを組み立てる

まず、時計の基本を整理しておきます。

時間
1 60 3600
  1 60

①秒針の設定をする。

 


最初にこのように設定してみました。

緑のがクリックされたとき
再生ボタンを押したとき、と設定。

X座標を0y座標を0にする
再生されたときにこのパーツがどこの位置から始まるか。今回は中心にしたいのでx,y共に0にします。

90度に向ける
再生されたときに針がてっぺんを向いてほしいので、90度とします。

ずっと
これは、設定した動きを”どのくらい、どのように”行うかを決めます。時計なので止まらずずっと動くよう設定します。

6度回す
針をどのくらい回すかを設定します。時計なので右回りのブロックを選びます。時計の針は必ず1周します。つまり360度動くということです。
秒針は1回で何度回るか。60回で360度回ってほしいので、
360度=○度×60回 を計算すると6度となります。

 

※ここまで設定して動かしてみました。しかし、想像以上に速く回ってしまいました。
そこで2つのブロックを入れました。

 

1秒待つ
時計の針は動いたら必ず待つ時間があるので”待つ”時間を設定します。秒針は1秒ずつ動くので1秒としました。また、このままだと再生されたときにいきなり6度回った状態から始まってしまうので、てっぺんから始めるため、ずっとブロックの上にも設定しました。

②長針と短針の設定をする

秒針と動き方は同じで、速さが違うだけなので設定はほとんど同じです。異なる点を説明します。

長針

 

60秒待つ
長針は60秒ごとに1回動かしたいので待つ時間は60秒。

6度回す
60分=1時間です。長針も秒針と同じく60回動いて1周したいので1回の角度は度です。

 

短針

3600秒待つ
針は3600秒(1時間)ごとに1回動かしたいので待つ時間は3600秒。

30度回す
短針は、1〜12で1周します。360度(1周)÷12=30度です。

 

短針、長針ともに秒針と違うのは、秒針は再生されてすぐに動くのに対して短針や長針はそれぞれの秒数を待ってから動くので、○秒待つを上に、度回すを下に置くことです。

 

数字を入れる

最後に、見た目が時計らしくなるように数字をいれます。それぞれのパーツを作ったように右の『コスチューム』のところで作ります。”外枠”のスプライトを開き、そこに書いていきます。
『T』のアイコンの、文字や数字が書けるツールを使います。

  1. 左下の”フォント”で好きな文字のデザインを選びます。
  2. 『12、3、6、9』のところに数字を書きます。
    書くとボックスで囲われるので、角を引っ張ると形を変えずに大きくしたり小さくできます。
  3. そのボックスの真ん中にカーソルを合わせて、好きな位置に持って行きます。

    ※私は、数字を置く位置の目印として背景に方眼を設定しました。ステージのところの
    ”新しい背景”からさまざまな背景を選ぶことができます。

 

完成

https://scratch.mit.edu/projects/237209394/

プログラミング的思考

”読めますか?”

“1+1+1+1…+n” ではなく、

“1×n” で、対応できます。

プログラミング、英語、算数、PCスキル、
アート、プレゼンテーション能力。
これらを掛け算で一度に学習しませんか?
子どもたちが活躍するのは10年後の世界です。
情報を圧縮する技術など、生きる工夫が不可欠です。

 


 プログラミング×英語 

一つのゲームを制作する過程において、
グラフィックツールで描き、マイクで録音/編集し、コードを組み、
そして、”自らの作品で遊ぶこと”でアルファベット&キーボード操作を習得します。

 PCスキル×英語 

アプリの凄さではなく、アプリを自分のために検索できる凄さ。
いつでもどこでも正確な発音で学べます。

 プログラミング×算数 

算数や数学を使った遊び。
英語などの言語もそうですが、日常的に使わないもの、必要性のないものは習得できません。

驚きや感動が興味を育みます。


”オープンソースとフリーとシェア”

インターネットを有効に活用することで、無料で学ぶことができます。全て試したあと、お金を払う価値のあるものを選び、探求を深めることができます。まずは、知る技術を学び、触れる機会を自由に作り出しましょう。そして、自分が得た知識や技術を分かちあう心を養いましょう。

Scratchアカウント作成〜かんたんガイド

Scratchアカウント作成〜かんたんガイド

 登録料や使用料はありません。すべて無料です。

アカウントを作成すると、自分専用のページを持つことができて、自分の作品をインターネット上に保存することができるようになります。また、その作品を公開することができます。これから、スクラッチを学ぶ上でもスクラッチのアカウントを作成した方が様々な使い方ができますので、是非登録しましょう。

①スクラッチの公式サイトへアクセスします。

(↑クリックでスクラッチの公式サイトへ)

②ページ最上部のScratchに参加しようまたはScratchに参加アイコンをクリックします。

スクラッチ公式サイトのトップページが表示されたら、右上の「Scratchに参加しよう」もしくは中ほどにある「Scratchに参加」をクリックするとスクラッチのアカウント作成画面が表示されます。

③Scratchで使う「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、「次へ」をクリックします。

「Scratchに参加しよう」画面が表示されたら、まず自分で決めたユーザー名を入力します。(ユーザー名は半角英数字で3~20文字まで。ハイフン、アンダーバーが使えます。日本語は使えません)

*既に使われている名前は使えません。その時は別の名前に変更しましょう。
また、ユーザー名は一度決定すると変更することができませんので、ご注意ください。

パスワードを入力します。(パスワードは最低でも6文字以上と制限があります。)
確認の為、2回入力します。

パスワードはしっかりとメモを取るなどして覚えておいて下さい

パスワードの入力が終わったら、次へのボタンをクリックします。

③生まれた「年」「月」と「性別」「国」を選択します。

登録する本人の生まれた「年」「月」と「性別」「国」を選択していきますが、こちらの情報は公開されることはありません

生まれた「年」「月」の情報は、ユーザーの年齢層を計算する場合やアカウントの本人確認を行う場合に利用されます。性別については、今後どのようにすればもっとScratchを広めることができるかをスクラッチデザインチームが考える際の参考として利用されます。

*13歳以下のユーザーについては、スクラッチのアカウント作成時に両親か保護者の承諾が必要となりますので、13歳以下の方はお父さんかお母さんにお願いして登録してもらいましょう。

入力が終わったら、次へのボタンをクリックします。

④電子メールアドレスを入力します。

メールアドレスを入力します。入力する所が2つありますが、1つは確認用です。
同じメールアドレスを2回入力します

入力したら次へをクリックします。

*登録完了の際は、入力したメールアドレスに確認メールが送信されます。

⑤登録完了画面が表示されたら、「さあ、はじめよう!」をクリックして完了です。

 

この画面が表示されれば登録終了です。さあ、はじめよう!をクリックしましょう。

*この時点では、作品を共有したりコメントをするといった機能を利用できません。すべての機能を利用する場合は、登録した電子メールアドレスに送信されたメールのリンクをクリックする必要があります。

アカウント作成時に送信されてきたメールを確認しましょう。

⑥送信されたメールの「電子メールアドレスの認証」をクリックします。

登録が完了すると、自動で確認用メールが届きます。
*届いていない場合は、迷惑メールフォルダに入っていないか確認してください。

こちらのメールに記載されている「電子メールアドレスの認証」またはリンクをクリックするとすべての機能を利用することができます。

⑦「Scratchへようこそ!」

メールのリンクをクリックすると「Scratchへようこそ!」ページが表示されます。

 

画面右上に自分のユーザー名が表示されていれば、サインイン状態です!!
中央下にある「OK,let’s go!」をクリックしましょう。